■自分の努力を認められるために

今、「まだ」というのか、それとも「もう」というのかは人によっては違うと思うけれども、自分ではまだ、23才だと思っている。この年で、株式会社を運営し、従業員を抱えている姿を見ると、他人はほとんどの場合、「親からの財産」とか、「いつお仕事を継がれたんですか?」などと思うだろう。たぶん、自分でも、他の誰かがこの年で会社社長だったら、まず間違いなくそう思う。


しかし、実際のところ、自分で起こした事業であり、自分で切り開いてきたものである。だからこそ、親の財産で会社の資本をもらったと思われるのが非常に残念だったりもする。しかし、他人にどう思われるかなんかを気にするのは、なんとも変な話で、ようするに「自分の努力を認めて欲しい」と思って欲しいだけの欲なんだろうと思う。


「すごい」そう思われるのは本当に気分がいい。こんなこと、隠しても仕方ないし、誰しもが気分がいいことだろうと思う。どんなことでも良い、他人より秀でていたいと思うのは多くの人の望みだと思う。自分は一応、こうして努力の形を作った。それはこの年からしてみると不相応で、誰もが御曹司だとかボンボンなどと思う。それも仕方ないことなのだけれども、やはり少々、残念なことでもある。


まだまだ会社は小さく、満足できるものではない。だからこそ、まだまだ努力をし続けなければいけない現状。ここでおごれるより、やはり他人に「御曹司なんだろうよ」と思われるほうが、もしかするとよほどヤル気をくれるのかもしれない。だから今は、弁解はいらないと思う。もう少し、会社を大きくできたときに、堂々とこのエピソードと葛藤を伝えて行ければと思う。(2003.4.9)



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